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あなたの免許で乗れるのは何トン車?トラックの大きさの種類について知ろう!

まず、あなたの今持っている免許でどこまでの大きさのものに乗れるかですが、単純に「普通免許は2t、中型は4t、大型免許は大型・・・」って認識してる人が多いと思うのですが、実際は厳密にはそうではないのです。

しかも免許制度も最近になって「準中型」クラスが出来たりと変化を遂げてきているので、昔に免許を取った人間は情報を追っかけるのが大変です(^^;)
(サクッとわかりやすい外部サイトはこちら、「廃車.com」https://www.hai-sya.com/column/license_univ011m.html

非常にややこしい話なのでつまらないと思いますが、大事なことではあります。

例えば、コンビニの配送車は2tだから普通免許で乗れると思ってる人が多いかもしれませんが、問題はあの車に最大積載量の荷物を積んだ時に全体の重さが何トンになるか(車両総重量)であって、積めるのは2tでも、あれが冷凍車だった場合総重量が重くなるので確実に準中型もしくは中型免許以上でないと乗れません。

それは冷凍車だからというのではなく、冷凍機を付けたり荷台を大きくしたりした車はその分重たいからなんですね。コンビニの車はおそらく冷凍機が付いてれば確実に、2tワイドロングですから車重(自重。あとで説明します)が重く、車両総重量(積んだ時に総重量が何tになるか)が5tを超える場合は準中型免許以上を持っていないと乗れないんです。
なんだか複雑ですよね。

それと、「いわゆる4t車には4t積めない」というトリッキーな現実があります(例外もありますが)。
さらに言えば免許を発行している公安委員会が準中型、大型などとしている区分けと、道路公団が高速料金を取るためにしている区分けの仕方も違うので本当にややこしい。
さらにメーカーが小型クラス、中型クラス、大型クラスと分けているベースとなる車両の車種分けもあります。
これらの意味も説明していこうと思います。

そのために、まずはどんなクルマが準中型や大型に相当するのか、それと実際に大型免許を取った場合は特にタイヤの配置と数で種類分けを知っておく必要もあるので、トラックの種類から説明していこうと思います。

そのようにトラックの種類分けは、重さによる「大型かどうか」などもありますが、先ほど書いたタイヤの数と配置による種類、荷台の形状の種類によっても違います。
道路で走るトラックを見てるうちに意識してれば自然と覚えるでしょうが、今回はとりあえず免許との紐付けでわかりやすく大雑把にまとめてみました。

トラックの大きさ、積める量の決まり方

基本的には、その免許で乗れるクルマの総重量(乗車定員も荷物も燃料もめいいっぱい積んだ時の重さ)によります。
それが5t未満なら、普通免許で運転出来ます。
何も積んでない時のクルマだけの重さを自重(おとなしくしてる『じちょう』ではなく『じじゅう』と読みます・笑)といい、この自重が軽ければ軽いほど、決められた上限の中でたくさん積めるということです。
ですがトラックは用途によりいろいろな装備を取り付けなければなりませんので、箱や荷台の重さも含めどういったものを取り付けるかで何t積めるかが決まってきます。

例えば、同じ車種・大きさでも冷凍車やクレーン付き(業界では移動式クレーンはユニックと呼ぶのが一般的)になると自重も重くなりますので積める量は減ってきます。

例・中型クラスベースの場合

まず、メーカーで中型クラスとしているのは、日野ならレンジャー、ふそうならファイター、いすゞならフォワード、UDならコンドルという愛称で呼ばれている車種のことです。
これらが、使う運送会社のニーズにより荷台や燃料タンク等が付け替えられ(これを架装と言います)、最終的に重さがどうなったかで何t積めるか決まってきます。これが、「4t車に4t積めない」という現実です。
ちなみに中型免許で乗れるのは、総重量8t未満のクルマです。
新車を発注する運送会社が「軽くてかさばるものしか運ばないから、中型免許の人でも乗れてとにかく大きい荷台をつけてほしい」「冷凍車が欲しいけれど中型免許で乗れるようでないと求人が集まらない、でもなるべく積めるようにしたい」などとなると、そのニーズを満たすための車種選びと架装が行われる訳です。

今お話ししたのは中型免許で乗れるトラックの場合です。
ところが例えば日野のレンジャーなのに大型免許がないと乗れない、というケースがあります。
増t(ぞうトン)」と言って、「重たいものを運びたいけど小さな路地に届け先があるし、駐車場の広さの問題もある」などの場合、単純に13t積める大型を買うのではなく中型ベースの車種をカスタマイズして5tやそれ以上積んでも過積載にならないような「見た目は4t、でも大型」というトラックを運送会社が買う場合があるのです。
この場合は総重量が8tという縛りはなくなりますが、免許も当然大型が必要となります。

下のイラストを見てください。画面クリックで拡大します。
字が下手くそですみません(^^;)
スマホの方は面倒でしょうがピンチで大きくして見てくださいね。

トラックの積める重さはこうして決まる!の図

トラックの積める重さはこうして決まる!の図
©︎TAKAO

1)小型トラックの車種と種類(普通免許で運転可)

いすゞ エルフ
日野 デュトロ
ふそう キャンター
UD アトラス

ふそう2tドライバン

ふそう2tドライバン

標準ショートが殆ど。何の特殊架装もないドライバンであればロングも5t以下に収まる。

2)準中型トラックの車種と最大積載量別種類(準中型免許で運転可)

メーカー車種名はUD以外上記2t車種と同じ。
※UDは大きい2tを独自製造していません。

2tワイド
2tロング
3tトラック(固有の車種は現在はなく、2tの増トンのようなものです)など

昭和レトロな出張理容車。2tワイドロング。

昭和レトロな出張理容車。2tワイドロング。
©︎TAKAO

3)中型トラックの車種と種類(中型免許で運転可)

いすゞ フォワード
日野 レンジャー
ふそう ファイター
UD コンドル

4t標準
4tワイド
4tロング
4tオバケ

バース着けしてある冷凍車

バース着けしてある4tロング冷凍車

4)大型トラックの車種と種類(大型免許で運転可)

いすゞ ギガ
日野 プロフィア
ふそう スーパーグレート
UD クオン

増トン
※いすゞフォワードに限り、増トン専用設計車あり。

いすゞの増トン

いすゞの増トン。
限りなくギガに近いフォワードだけど・・・。

13tハイウェイカーゴ(フルサイズ)
9tダンプ
トラクタヘッド
・・・など

この中でも2tと4tはややこしく、「ロング」「ワイド」「標準」などの言葉を先に出してしまいましたがこれを説明します。

それぞれの車種の幅と長さには標準的なものとそれ以上のものがあります。
「同じ顔だけどなんだか幅が広いな」というのは、ワイド
荷台が長いのはロングです。
コンビニ配送車で使っているものはワイドロングで、あれが2tクラスのフルサイズと思って頂ければ。

4tのオバケというのは、イラストに「オバケ、バケロン」と書いてあったものです(^^;)
4tの車種に大型用のフルサイズの箱を架装するので、「お化け」「化けロング」が転じてこのような業界用語で呼ばれるようになりました。発泡スチロール製品など、軽くて嵩張るものを運ぶための大きさです。
大型用の箱ですから当然重く、中は広いけれど積める重さは2t台です。

オバケ

お化けぇぇぇぇ
画像がないので描きました。
©︎TAKAO

大型は増トン以外全て幅は同じです。

さてこの説明で分かって下さったでしょうか・・・。

実はギガやプロフィアのような大型車種の場合もさらに積める増トンというのがあり、フロントパネルに丸い白いステッカーで「25t超」とか書いてあるのを見たことがあると思います。
一昔前は大型の総重量は基本20tまででした。
その規制が外れたため自重プラス積載量で20t以上の大型も「増トン」と呼ばれていた時期がありましたが、20t超だろうが25t超だろうが免許に関係なく乗れるので最近ではこちらの方が主流になり、大型の増トンという言い方は廃れてきています。
25t超のドライバン・ドライウイング(冷凍機やユニックがない普通の箱)ですと14t近く積めます。
何故わざわざステッカーを貼るのかというとあまり重たいクルマは通ってはいけない道路があるからなんですね。つまり道路規制の関係です。

25t超のステッカー

わかりにくいですが、ここに25t超のステッカーが貼ってあります。
©︎TAKAO

※2年前のノスタルジック2DAYSという旧車イベントに行った時「トラック野郎」の一番星号が展示されてましたが案外小さいもので、TAKAOがよく乗ってた13t積みの大型ウイングと比べると現代の物流がいかに進化したか改めて分かりました。

ボディ架装作業中の大型ドライウイング

ボディ架装作業中の大型ドライウイング
©TAKAO

道路公団が別に定めている通行料金の車種区分については、ドラぷらのHP(https://www.driveplaza.com/traffic/division/)を参考にしてください。

このようにややこしいのは、簡単にいうと通行料金の場合は重さとタイヤの数(軸数)で料金を決めているからで、トレーラーでもトラクタヘッドだけで通行する場合、2軸のヘッドですとなんと中型車料金で通れてしまう(昔は普通車料金でした)んですよね。

次回のトラック入門記事は大型トラックのタイヤの数と配置について押さえておきたいポイントを書きたいと思います。

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