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カーズトゥーンと「メーターの世界つくり話」の見どころ&解説

DVD未収録作品ピックアップ紹介

こちらはDisney公式チャンネルのYoutubeでしか観られないもの。
全部で4作ありますが、そのうち2作品だけネタバレ紹介致します。

☆タイムトラベル・メーター
メーターがある日突然タイムマシンになり、ラジエータースプリングスの祖・スタンレーとリジーの馴れ初めを追う話。
スタンレーっていうと、1作目でマックイーンに引っこ抜かれて空を飛び、散々引きずられた挙句何故か元の位置に戻るあの銅像です。
コレはその彼の生前のお話で、若い頃は銅像みたいな出っ歯のアホ面じゃなく(笑)ハンチング帽(ベレー帽?)の似合うノリのいい素敵なお兄さん。上昇志向で営業上手そう

在りし日のスタンレー

©Disney/Pixar

画像の芸が細かく、何もない湧き水だけの土地に行商のラジエーターキャップ売りとしてスタンレーが通りかかったいちばん古い場面では、画面が黄ばんだモノクロ…セピア色調。
で、次に街が出来上がってきて、リジーと出逢う場面では黄ばみのないモノクロ記録映像のよう。
そして、スタンレーとリジーの結婚式では現代より少し色褪せた、カラーになりたてのフィルムの色調になっているのです。
時系列で画面の色調を変えてるなんて、さすがピクサーです。

ここでちょっと解説。
スタンレーが現行車だった当時、自動車の耐久性能は今では考えられないほど低いものでした。ちょっと走るとすぐオーバーヒートしてラジエーターの水圧が上がり、むき出しだったラジエーターキャップがシャンパンの栓みたいにフッ飛ぶのは日常茶飯事だったようです。
スタンレーはいわばアメリカ版富山の薬売り…(笑)
それにしても広大なアメリカ大陸を股にかけて行商していたのですから、1作目カーズ本編で「スタンレーったら2気筒のクセにしぶとくてね」とリジーがノロケたのも分かる気が。

ちなみに当時のルート66はまだその国道名もなく、全長約4,000km弱、整備もされておらず未舗装路の埃道でした。
サリーが1作目で言ったように「地形に沿って作られていて、走る楽しみがあった」というのは半分本当、半分は美化。スタンレーが来たのはそれより前の話ですから、途中で寄って休む所なんて殆ど無かったと思われます。

「風と共に去りぬ」とともに当時のアメリカの名作映画だったものに「怒りの葡萄」という映画がありますが、ルート66のあまりの過酷な旅に耐えられず目的地のカリフォルニアに着くまでに主人公の祖父母が亡くなってしまうエピソードがあります。
それくらい当時の自動車では困難な道のりだったため、そこを元気に走っていくスタンレーのエネルギッシュさがいかばかりか分かるのはもちろんのこと、タイムトラベルしてその場に居合わせたメーターがここに街を作って、旅人の世話をしたら?」と言う提案は非常に現実的なものだったのです。

話を戻すと、当時はラジエーターキャップがオーナメント(飾り)も兼ねていたから、スタンレーの売り文句のウマさにも納得。今もベンツやシーマに付いてるオーナメントはアレの名残りでしょうとTAKAOは勝手に思っています。
今では相当のことがない限りラジエーターキャップなんてボンネットの中身自慢の子達のお洒落目的でしか交換しませんが…。

スタンレーは街づくりを提案されなければカリフォルニアに行ってしまってたようですが、メーターがマックイーンをダシにして引き留めると、荒地はみるみるうちにお店の揃った街の原型に。
そしてこの街がラジエータースプリングス(ラジエーターの泉)と名付けられたゆえんである「冷たい湧き水」が、夏場に見るとモノクロでもすごく美味しそうです。
天然水の名所には、人間の世界でもわざわざ遠くからタンクを持って汲みに並ぶ人が集まりますからね。

そこへリジーが旅行用のお洒落な帽子を被って通りかかり、街の手前でオーバーヒート。

在りし日のリジー

©Disney/Pixar

メーターがすかさずレッカーすると、マックイーンの居る方を見てラジエーターからの蒸気がハートマークに…いやいや、後ろにいたスタンレーに一目惚れだったというオチですが、その時代ではまるっきり車らしい形をしてないマックイーンは彼女の眼中に無かったというかむしろ視界の邪魔だった様子。
現代に帰って来ても、誰かがスタンレーの銅像の前に居るとリジーはやっぱり景色の邪魔だから退けって言うんですよね(笑)

今ほど意地悪くスレてないけど、なんとなく毒づくのが好きな雰囲気は当時からあったみたいですねえ。

そうそう、メーターがタイムトラベル中に通る伝説の「テールライトの洞窟」は幻想的でとても綺麗です。
全体的に、BGMまで昔の映画風に凝っていてレトロな雰囲気が何とも可愛らしい作品です。


☆レッドと小さな友だち
これは多分シリーズ中1番短い作品で、2分以内のもの。
まさに動く4コママンガといった趣です。

真っ赤で大きな図体、だけど気が優しくて涙もろい、癒し系消防車レッドのファンも多いのでは。
彼はセリフを殆ど発しませんが非常に繊細で、悲しいことがあるといつも子供みたいに号泣して引きこもってしまいます。泣きながらタイヤの山を崩すほどのスピードでみんなの前から去ってしまうのがお約束。そんなキャラ設定がイイですよね。
火事のあまり起きないラジエータースプリングスでの彼は、タイヤを利用して寄せ植えにしたテールレンズのようなお花に水をやるのが日課。

レッド

©Disney/Pixar

あるお天気のいいのどかな日、いつものようにレッドが花に水をくれていると、1匹の羽虫が彼の顔のまわりにまとわりついてきます。
この羽虫も「蛍」として本編に常連の、フォルクスワーゲンビートルの形をした可愛い虫です。

しかしあまりにも鬱陶しいのでレッドは息を吹きかけたり顔を振ったりして追い払おうとしますが、クラクションを鳴らしても居なくならないのでさすがにイライラし始め、半オコで狙ったところに片っ端から水をかけてしまいます。
すると、水を当てられた羽虫がスタンレー像の台座の上で、羽が濡れて飛べなくなってまさに虫の息になっているのでした。
かわいそうな事をした…とレッドが半ベソ状態で息をフーフーかけて羽の水気を飛ばしてやると、虫は元通り飛べるようになって去って行きました。これでレッドも一安心、また水やりに精を出そうとすると…羽虫は大量のお友だちを連れてきてしまいましたとさ(笑)

レッドの優しいところに泣けて、最後に大量の羽虫にたかられ呆れ半分諦め半分で無視して水やりを続けるレッドが笑える、4コマ漫画みたいな超ショートストーリーです。
TAKAO、個人的にはこれ大好きです。


いかがでしたか?

興味を持った方は是非DVDやYoutubeを観て楽しんでくださいね!


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