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カーズトゥーンと「メーターの世界つくり話」の見どころ&解説

メーターの世界つくり話ピックアップ紹介
DVDで観られる「メーターの世界つくり話」の中でもTAKAOがハマった作品を2つだけ、ネタバレレビューします。
もちろん他の作品も面白いですよ!

☆ヘヴィ・メタル・メーター
ブッ飛んだ話ばっかりのつくり話シリーズの中でも、そのブッ飛びぶりが映像上最大級に可笑しいうえ、いつもメーター製の小咄では踏んだり蹴ったりにされるマックイーンが超絶カッコいい作品。

お話はグイドが歌を唄う可愛いらしい場面から。
フローのカフェ、夜はカラオケもやるんですね。

メーターは、俺ビッグなロックスターだったんだ~とホラを吹き始めます。

歌詞が「どひゃ、どひゃ♪」しかない牧歌的なロカビリーをフォークリフトのバンドメンバーとやってるうちにレコードを出す話になり、レコーディング中にドラマーに虫がたかったのをキッカケに一瞬でデスメタルなサウンドになったといういきさつのようですが…。

mater&gascaps

BEFORE
©Disney/Pixar

よくバンドって「方向性の相違」で解散するのに…一瞬で全員染まった、スゴい(そこ!?笑)
かつて1年そこそこでファンク風グラムロックからテクノポップになり全く違うバンドのようになってしまったJAPAN以上のハイスピードな変貌ぶり。(JAPAN Wikiリンク)

そしてダイナコのテックス社長らしきクルマ(メーターの妄想なんで、色も違うしデックス氏という名前らしいです・笑)に音を見初められ、バンド名を変えるとともに(元のバンド名は『メーターと給油キャップ』。なんじゃそりゃ)一気にスターダムにのし上がったらしいメーター。
九段下の武道館ばりのライヴ会場に巨大なコウモリみたいなメーターのお化けが飛ぶ演出、バンドのギタリストはGuns’n Rosesのスラッシュみたいなシルクハットにゾンビメイク。

メーター自身もメイクとレザーファッションでキメてシャウト!
「どっひゃー!イエー!どっひゃー!」。

ヘヴィメタルメーター

AFTER!
©Disney/Pixar

全く信じられない素ぶりのマックイーン「キミがヘヴィ・メタル・メーター!?」
メーター「違うよ、俺たちがヘヴィ・メタル・メーター!」
その瞬間、ステージ上方からマックイーン登場。
「おめえらロック出来んのかー!?」
オーディエンス「イエ~!」
「オーケー!どっひゃー!」(ステージに飛び降り)

すげえ、マックイーンカッコいい!
ビス留めの黒いレザーウエアっぽいオーバーフェンダーにボンネットも黒、そして超ワルっぽい一直線のサングラス(いわゆるワイパーガードなんでしょうけど、やっぱりビスというかスタッズがたくさん付いてる)!
せっかくの美声で(吹替の土田 大さん)唄がどっひゃーなのはともかくね(^_^;)
オーディエンスにはおなじみミアとティアの姿も。全員ノリノリでヘッドバンギング。
どうやらマックイーンはサブヴォーカル兼キーボード担当の様子。

マ「(鼻で笑いつつ)悪いけど、そんな事無かったから」
では、V8カフェの向こうに飛んでいる邪悪そうな物体は何なんだ…。

ヘヴィメタルメータージャケ写

©Disney/Pixar

コウモリの羽が生えたメーターがジャケ写になってるレコードを見て、ステージでひたすら「どっひゃ」を繰り返す彼らを見てたら、邦画ですが松山ケンイチさん主演の「デトロイト・メタル・シティ」を思い出しましたねー。
なんとKISSのジーン・シモンズ氏が対バン役で出演、F×ck連呼で勝負。そこがマックイーンと2台でのどっひゃどっひゃにどうも似てる気が。

話が別作品に逸れてすみませんが、好きな映画なので別記事にレビューをいずれ書いてご紹介しようと思います。

デトロイト・メタル・シティ

エンディングの画面も一瞬なんだけどなりきってるマックイーンがカッコいい。
カッチャいましたよ!もちろんマテル製です。

ヘヴィメタルマックイーン

マテル製 カーズトゥーン ヘヴィメタルマックイーン

※TAKAOは気に入れば何でも聴くんですが、洋パンク・メタルはやっぱり厨二病当時からの定番なんで、「こんなバンドはない」ってツッコミたくなるより先に嬉しいですね。
強いて言えばゴシックメタルかなぁコレ?

ここで解説。
英語では「どひゃ」は”Dad Gum”。
よくスラングで悔しい時に叫ぶ”goddamn!(がっでむ!ってヤツです)”って言うのの音だけもじったような、スッゲぇ!くらいのニュアンスのあんまり意味のないスラングだと思うんですが、英語版観ると「ダッガ、ダッガ」なので割とキレ良く聴こえます。
マックイーンの、
“Are you ready to rock!?”
も、英語ならではのカッコよさ。
聞き取れなくても、是非英語音声でも観てみてください!
(英語版タイトルは”Heavy Metal Hook”、ロックとフックをかけた駄ジャレかも)


☆東京メーター(邦題・メーターの東京レース)
ウインゴ達日本車3台が朝から暴走行為(しかも直ドリ)をしてるのを見つけたシェリフが「この外車め!」と追いかけに行ったあと、「俺も昔は外車だったんだ~」と、またまたメーターのホラ話が始まります。
(ま、アメリカでは日本車が「外車」ですんでね)

この時どうしてお仲間だったはずのスノットロッドが居ないのかというと、彼だけアメ車だから。
「外車」のキーワードで起承転結の起になるので外したんじゃないかと。
アレルギーが酷くてクシャミが止まらず寝込んでたのかも知れません(笑)

ホラ話の大筋としては、日本車を日本までレッカーすることになったメーターが、東京でストリートレーサーと勝負する話。

かなり日本の情景としてはいわゆる欧米人独特の誤解も多い様子。中国や韓国の文化とゴッチャになっているとかね。
メーターの妄想だから、わざとなのかな?

でも後々これが「カーズ2」の東京の場面に活かされたんでしょうね。
日本人はドリフト好きで舗装路や公道でもカニ走りする、日本人は派手好み、街はネオンだらけでアニメやエレクトリックな音楽が好き、女の子はデカ目コンタクト、車のボディに神経質で当たっただけで傷も無いのに因縁づけ…という国民性がこれでもかと言うくらい強調されてます。そして改造が当たり前。
それも、TAKAOがOption(走り屋向け?雑誌→知らない人はこちら・Wikiリンク)読んでた時代に「クラゲ」と呼ばれてたようなセンスのね(笑)

「ワイルドスピード」の影響かしら。

今は日本のクルマもふた昔前ほど派手な改造車の生息数は多くないし、金曜日の大黒パーキングも昔に比べたら静かなもんです。コレを人体改造だとするならお隣の国ほど当たり前にはなってないと思うんですがね。
んで、これ製作された時にはまだスカイツリーも無かったですので(2008年。カーズ2より前です)、高いところの象徴としてドリフトレースのゴールに東京タワーが選ばれます。

キッカケはアメリカ郊外の道で動けなくなっていたトヨタのセンチュリーをレッカーしてあげることから。
このセンチュリー、それらしくフェンダーミラー仕様で、ボディカラーも地味な紳士。名前は作品中で呼ばれることはありませんがイトウさんというそうです。

イトウさん

©Disney/Pixar

メーターが太平洋を泳いでイトウさんを東京湾っぽい所から揚げますが(事前に「しかし、遠いですぞ」と言われてもいつものノリで安請け合い、さすがに後悔した様子)、東京湾に鳥居はありませんよね?看板が中華街っぽいし…ネオン街と派手な車と大音量のデジタルヒップポップが流れる街角にイトウさんを降ろしていると、派手な車がどんどん寄ってきて…。

♪時間も Drivin’ Drivin’ 忘れて Pumpin’ Pumpin’ ♪この曲はどうやら和製ラップのつもり…?メーターがお上りさんよろしく「スッゲー」なんて喜んでると、チン!っとバンパーが当たっただけのストリートレーサーに因縁をつけられ、勝手に真夜中からのレース試合を決められてしまいます。

改造しないと勝てないということで、多分レッカーのお礼にイトウさんがお金出して段取ってくれたんだと勝手に推測してますが、カッコよく仕上がってドヤ顏で登場するメーター。
だがしかしチューニングの内容についてはイマイチ把握してない様子。
てか、普通半日もかからずにここまでの改造はムリに決まってますがそこはマンガということで・・・。

メータードリフト仕様

©Disney/Pixar

このメーターの改造が、かっこいいけど非常に微妙(笑)
マックイーン以上にマフラーから炎を出してブイブイ言わせ、かろうじてネオンの光が漏れるくらいの最低地上高のサスとエアロパーツを着けピカピカのパステルブルーにオールペンされて登場しますが、ドアには何故かカタカナで「トマト」のロゴ。

※この「トマト」は、メーターのフルネーム”Tow Mater”(トゥ・メーター)を日本人が聞き間違えしたもの、という設定らしいです。実際英語版ではイトウさんがメーターを「トマトさん」と呼んでいます(笑)

トマトって欧米では大根役者に投げつける物でもありますよね。「それもあんのか!」と気づいた瞬間、おそらくそんなことには気づきもせずドヤ顔でいるメーターが可笑しくて、あの「トマト」がツボに入って大笑いしました。
※この仕様のメーターはトミカでは普通に買えますがマテル社製は造りも凝っていてすごい値段&品薄です。

マテル製メータードリフト仕様

カーズマーケット様サイトより引用
©Disney/Pixar

因縁つけてきた相手は、三菱のエクリプスらしき設定でカブト君というお名前。
東京タワーのてっぺんに先に着いた方が勝ち、負けたら改造パーツは全部剥ぎ取られて「どノーマル」に戻るという条件です。

さて、レースが始まると「うわー、どっひゃー」とか叫びつつも案外上手いことドリフト走行を見せるメーター。
笑いのツボは勢いあまって料亭に突っ込み、「いらっしゃいませー」と言われた次の瞬間「ありがとうございやしたー」と言われながら別のドアから横向いたまま出てきたり、逆走してパトカーに追いかけられるもドーナツショップに誘い込み上手いことパトカーをまいてしまったりの場面。
この辺のテンポの良さがいいです。
で、予想外に上手くついてくるメーターに、カブト君は手下のニンジャ軍団を呼びます。ホント、欧米人は日本の忍者が大好きですね~。
やはりショウ・コスギの功名でしょうか。
※今の日本では忍者の人手不足で、観光地で困っているのだとか。
数台の紺ずくめの忍車(?)に囲まれ、手裏剣付きのホイールで狙われるメーター、絶体絶命!

マ「えっ、ニンジャ!?それで、どうしたの?」
メ「覚えてないの?お前も居たでしょ~」

そして例によっていきなり東京レースにマックイーン登場!

その場で龍のカラーリングに変身、声まで重低音に変えてライトニング・ドラゴン・マックイーンを名乗り必殺技「スピニングドラゴンアタック!」でニンジャ達を蹴散らします。最後の1台を蹴飛ばすときの「カッチャオ!」がさりげない(笑)
こういう、ヒーローがハッキリしていて派手に登場し必殺技の名前をいちいち言う演出はやはり意識して日本のヒーロー物を真似てるんですかね?
でも、どう見てもブルース・リー的なカンフーもののヒーローのようなキャラ…(^_^;)

マテル製 カブト

カブト君
©Disney/Pixar

その間にも2台はカブト君に離されてしまい、マックイーンの先導でコースアウトし工事中の近道を。
ここのアクションもスピード感があって爽快。
クレーン車(だいたい重機関係がフランク顔なのは日本でも同じみたいですね)が猛スピードの2台に驚いてかオイル入りのドラムや土管をバラ撒いてしまうのですが、軽快にドリフトしながらかわしていくメーターとドラゴンマックイーン。
いかんせん工事中なもんで道が途切れており、またもやマックイーンの必殺技「ライトニング・ドラゴン・ファイヤーボール!」でマックイーンに後ろから押してもらってジャンプ、タワー前のコースに着地するメーター!
自分で「どっかーん(英語版では『キャノンボール!』と叫んでます)」とか叫びながらこの時点でパーツがかなり空中分解しており、着地の瞬間にも何だかいろいろバラ撒きましたね(笑)
これで全然ダメージの素振りがない無頓着さがメーターのキャラ。

あとはお得意のバック走行でカブト君と競り合いながらトミカのタワーパーキングみたいなスパイラルコースをドリフトでガンガン登っていきます。絶対メーターのバックギアはオーバードライブまであると思う…(-_-)
メーターも挑発しなきゃいいのに、面白がってからかうから…キレたカブト君に壁に押しつけられ、コースから転落!
しかし、ここぞメーターの本領発揮!ご自慢のフックでイッキにタワーのてっぺんへ…。
あっさり、メーターの勝ち。
ケンカ売っておいて「嫌だよ~(泣)」とベソをかくカブト君…カワイイ。
しかし、ノーマルに戻ったらかえって目立っていいじゃないっていうくらい、エキストラ的な人混み、いや車混みがみんな派手。

今にして思えば空中分解してリヤスポイラーが取れちゃったのはいつものようにフック使う伏線だったんですね(^^;)

東京シーンの最後は何故か韓国語?の曲が流れて、皆でノリノリ。イトウさんも若者に混じってなにげに踊ってました。
うーん、日本語と韓国語、ピクサーの製作現場では誰も区別出来る人が居なかったのか?そこだけ残念。メーターの妄想だからわざとカオスな創りにしたのかな。

ラジエータースプリングスではメーターがグイドに手伝わせて木パレやリンゴ箱で改造を再現、妄想話の華麗な走りとは似ても似つかぬヨタヨタで斜めに歩いて行っちゃいます(笑)
メーターのつくり話シリーズにしては珍しく、やっぱりホラ話だったよねっていう終わり方。

※欧米人は親日家が多く、あちらでも非常に人気が出てる様子。
これの英語版はディズニー公式では見つかりませんでしたので、DVD発売のためにわざわざ日本向けに製作したのかも知れません。
それよりゲームになってるらしくゲーム画面を追った動画が多いのと、削除対策でところどころ端折ったものやテレビモニターを追ったものは個人アップロードで英語のがあったんですが、画質も音質も悪く見辛いです。
DVD観ると、日本車のセリフの吹替がちゃんと日本訛りの英語になってます。
公式で見れないのは、TAKAOの探し方が悪いんでしょうか。
実際、スペイン?南米かな?限定のお話とかもあるようなので(日本語吹替え版のある「闘牛士メーター」ではなく、なんかラジエータースプリングスでお祭りをやってるとこにダート仕様の暴走族がケンカ売ってくる話。全部スペイン語でこちらも英語版は見つからず)、各国ファン向け限定作も少なくないのかも。

マニアとしては言葉が分からなくても全部観たいですねー!

全体にかなり力を入れて作ってあり、アクションも見応えがあるし時間も長いほうです。